
防災・環境事業部Disaster Prevention and Environment
- 河川整備計画
- 浸水想定
- ハザードマップ
- 流域治水
- 河川構造物
- 土砂災害対策
- 農村振興
- 環境配慮
- 耐震補強
- 地盤調査
- 地質・土質
- ボーリング調査
- 環境アセスメント
- 地球温暖化対策
- 脱炭素
4つの分野で蓄積された高い技術力で課題に挑み、
地域に貢献する総合的な技術者集団を目指します
防災・環境事業部は、防災・減災と環境に関わる4つの分野(河川防災、農林振興、地盤調査、環境計画)で構成された事業部です。
各分野が有する高い技術力を基に、それぞれの専門的な業務に取り組み、知識・技術・ノウハウを融合させ新たな領域の業務にも積極的に挑戦しています。
また、最新設備や計測機器を導入し、技術革新にも取り組むことで、省力化しつつ、より高品質な成果づくりを進めています。
私たちは調査から計画・設計、維持管理面まで、地域の多様な課題解決に貢献し、地域に根差した総合的な技術者集団を目指しています。
河川防災課
「流域の環境と調和した治水・利水施設の整備と管理」や「激甚化する自然災害のリスクに備えた地域防災力の向上」など地域の課題解決に貢献するため、計画・設計、技術開発に取り組んでいます。
河川・防災計画分野の取り組み:河川整備基本方針や河川整備計画の立案、洪水浸水想定区域図やハザードマップの作成、流域治水対策の検討、3D都市モデル「PLATEAU」などを用いた流体解析、ゲームエンジン等を用いた可視化技術、AIを用いた水位予測技術の開発、web技術を活用した避難訓練ツール開発等
河川構造物設計分野の取り組み:堤防・護岸・水門・樋門・堰・魚道・排水機場・貯留施設など様々な構造物の設計、
老朽化施設の維持管理や長寿命化計画の立案、DX技術等を活用した施設の管理や操作の自動化・遠隔化の導入等
砂防分野の取り組み:砂防堰堤・渓流保全工の全体計画・予備・詳細設計、砂防メンテナンス(長寿命化計画、改築設計)、
土砂・洪水氾濫対策、土石流シミュレーション、長寿命化計画、BIM/CIM、砂防基礎調査
業務の魅力・やりがい
安全で持続可能な地域を創出していく
河川防災課では河川や砂防に関する自然現象を対象とした業務を実施しています。その自然現象の一つである流れや土砂の数値解析を行う際にはなかなか再現できないときもありますが、再現できた時の達成感はたまりません。 さらに、災害復旧対応の際には、現地調査・計画・設計を短期間で実施しなければなりませんが、対策施設が無事に完成した際の安堵感・達成感はひとしおです。 また、河川にはたくさんの生物がいます。防災だけでなく、これら生物にも配慮した川づくりに貢献できることも、この仕事の大きな魅力です。従来の解析技術の高度化に加えてCIMやAIなどを活用することで、より精緻かつわかりやすい提案を行い、安全で持続可能な地域の創出を目指しています。
OUR CHALLENGE- 事例紹介 -
入社以降のキャリアパス
- 1-2年目
-
OJT の指導の下、業務の取り組み方を学ぶ。
基礎的な技術や社会人マナーを身につけ、資料作成や現地踏査など業務の補助を担当する。
初年度に技術士補、2 年目に河川点検士の資格取得を目指す。 - 3-4年目
-
管理技術者の指導の下、業務の主担当者を経験する。
主担当者として業務を持ち、業務成果の作成や顧客への説明・報告を行う。
技術力やコミュニケーション能力の向上を目指す。 - 5-10年目
-
管理技術者の指導の下、複数業務の主担当者を経験する。
主担当者として複数の業務や難易度の高い業務を行うとともに、後輩の指導を行う。
10 年目までに技術士やRCCM の資格取得を目指し、自己研鑽する。
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農林振興課
農林振興課の対象とする技術分野は下記の通り、多岐にわたります。
①食糧自給率の向上と農業経営の安定・強化に向けた「農業生産基盤の整備」(ほ場整備等)
②地震や豪雨などの自然災害から農業・農村を守る「防災・減災への取り組み」(ため池改修・地震豪雨耐性評価等)
③農業水利施設等の既存ストックを有効活用し、長寿命化を図る「ストックマネジメント」(機能診断・機能保全計画等)
④生物の生息・生育環境を保全し、人にも自然にも優しい農村環境を創出することによる「環境との調和」(環境配慮施設設計)
農業・農村に関わる地域住民の方々の要望を踏まえ、調査から計画・設計までトータルに行っています。
業務の魅力・やりがい
農業の労働生産性向上に向けて、生産基盤の整備に携わる
農業の労働生産性向上を図ることを目的として、農業用水路やため池の設計を含め、農業生産基盤の整備に携わっています。 また、農村地域の活性化や、防災対策、環境問題や気候変動問題への対策などについて、調査から計画、設計までトータルに対応するので、様々な業務に幅広く携わることができます。 農業従事者や地域住民の方々と整備の方向性などを議論しながら作り上げていくことにも大きなやりがいを感じます。
OUR CHALLENGE- 事例紹介 -
入社以降のキャリアパス
- 1-2年目
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先輩の指導の下、資料作成、現場作業、協議同行など業務の一部分をする。
技術士補の資格を取得する。 - 3-4年目
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業務の主担当者(窓口)を経験する。
- 5-7年目
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複数業務の主担当者を経験する。後輩の指導を行う。
- 8-10年目
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他分野(環境、地盤、設計など)と関係するプロジェクトを担当する。
技術士の資格を取得する。
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地盤調査課
私たちの課では、社会のインフラを支えるために、道路や橋、トンネルなどの建設に必要な「地盤調査」を行っています。専門技術者が現場で地形、地質や地下水を調べ、そのデータをもとに安全で確実な設計や工事をサポートします。自然災害のリスクを減らすための調査や、環境への影響を最小限に抑えるための調査も行います。また、道路の下にできる空洞を検知する最新技術を導入し、道路陥没事故の防止に取り組んでいます。さらに最近は、SAR衛星を使った地盤変動の解析や地中レーダを使った埋設物の3Dモデル作成にも取り組んでおり、高度な技術力を発揮して、安心安全な社会基盤の実現に寄与しています。
業務の魅力・やりがい
限られたデータをもとに、広範囲の地質を推定
地盤調査は目には見えない地中の状況を対象としており、直接その「正解」を目で確認することはできません。ボーリング調査や現地踏査、解析結果などの限られたデータをもとに、点で得られた情報から広範囲の地質を推定します。最適な答えを導き出すには、専門的な知識だけでなく、見えない部分を多角的な視点から判断する力が不可欠です。そんな仕事から地球のお医者さん「ジオ・ドクター」として活躍していると自負しています。 自分が導き出した推定が正しかったかどうか、施工現場で答え合わせをする瞬間は、毎回とてもワクワクします。
OUR CHALLENGE- 事例紹介 -
入社以降のキャリアパス
- 1年目
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先輩指導の下で各種調査を経験し、小規模業務の担当者をする
- 3年目
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地質調査技士の資格を取得する
- 5年目
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小規模業務をマネジメントする
難易度の高い案件の主担当者を経験する
- 7年目
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技術士を取得して難易度の高い案件をマネジメントする
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環境計画課
環境計画課では、環境に関する計画策定、調査や予測評価を通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。業務内容は多岐にわたり、各種環境アセスメントや環境調査、地域の自然環境保全、さらには地球温暖化対策の計画策定など、様々な環境分野で高い専門性を発揮しています。
環境計画課は若手も多く、経験豊富なベテラン社員と共に、フィールド調査やデータ解析に取り組むことで、実践的なスキルを磨いています。
また、新しいアイデアや挑戦を歓迎しており、技術的な進化を柔軟に取り入れています。例えば、社会人ドクターの取得や土木研究所等への出向などで専門性を深める課員や、プログラミングやIoTを活用した先進的な提案を行う課員も多く在籍しています。
業務の魅力・やりがい
社会全体に影響を与える計画立案に携われる
大規模事業を行う場合、環境への配慮はかかせません。例えば、自然環境の調査では、施工予定場所での希少な生き物を見つけるだけでなく、巣の場所や行動範囲、餌など生き物以外の生息環境も併せて調査します。生息環境の把握は、自然現象の理解や保全対策の検討に役立つからです。 現場で考えた解決策により希少生物の保全ができた時や自然現象を理解できた時は、本当にうれしいです。社会全体に影響を与える環境アセスメントや計画立案に携わることで、大きな達成感と社会貢献を実感しています。
OUR CHALLENGE- 事例紹介 -
入社以降のキャリアパス
- 1年目
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OJT研修や業務を通じて、基礎的な技術や社会人マナーを身につけ、現場での調査や資料作成の補助業務を担当する。
初年度は実務を通じて、知識とスキルの基盤を構築する。
- 3年目
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自身が担当するプロジェクトを持ち、顧客や市町村への説明や報告を行う。管理技術者である先輩のもとで、業務の進行管理を主体的に行い、調査の計画や実施に責任を持ち、コミュニケーション能力やリーダーシップを醸成する。
- 5年目
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国の公共事業にも関与し、業務の主担当として工程管理や専門分野の調整も行う。
- 8年目
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RCCMや技術士資格の取得により、管理技術者として業務を統括する。
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