鹿児島県 いちき串木野市 (仮称)荒川トンネル
本業務は、主要地方道川内串木野線のうち、いちき串木野市荒川地内に位置する2車線道路トンネル詳細設計。トンネル延長は724m(歩道なし)、内空断面積49m2、掘削断面積は約58m2。地質は新生代の安山岩主体で、部分的に破砕された区間を含む地山である。湧水量は少ないと想定。施工方法は発破掘削(タイヤ方式)を採用。起点側坑口部の不良地山箇所には、切羽崩壊防止を目的とした補助工法(注入式フォアポーリング)を採用した。起点側施工口周辺に温泉施設等があるため、施工時の発破騒音対策として防音扉、機械騒音対策として防音壁を計画した。防災等級Cより非常用設備(押ボタン式通報装置、非常電話)の配置、箱抜計画を行った。
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