和歌山県 西牟婁郡 白浜温泉町 (仮称)権現平トンネル
平成26年5月撮影
平成26年12月撮影(トンネル貫通)
本業務は、主要地方道白浜温泉線における、白浜町富田地内の2車線道路トンネル詳細設計である。トンネル延長384m、掘削断面積約59m2である。地質は新生代の砂岩泥岩互層で構成され、ボーリング調査の結果から岩質は比較的やわらかい。計画地は河岸段丘であり、土被りはほぼ全線に渡り約27mとなっている。掘削方式は経済性から機械掘削とした。貫通側となる終点側坑口付近は、洪積層の未固結土砂の範囲が約40m続くため、切羽天端の安定対策としてAGF工法を採用した。施工口側の坑口周辺にある民家や宿泊施設に対し、仮設備からの騒音を低減させる目的で防音壁を計画した。
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